高野山の森林の香りハンドクリーム。 新しい森の風プロジェクトのスタートです。
前作「SOWAKA 高野の森の香り」ハンドクリームの香りも好評いただきつつ、
さらにまた「高野の森林を吹き抜ける緑風」をテーマにした新しい香りのハンドクリームの制作から発売に至るまでのストーリーをここに紡いでいきたいと思います。
新作ができた暁には、香りに込められた思いを感じながら、香りを楽しんでいただければと思います。
🌲始まりは長く受け継がれてきた高野山の森林
高野山の森林には多くの樹木や草花が生息しています。それははるか昔から種子を落として根付いてきたものや豊かな森林環境を守るために人々が植え、育ててきたものもあります。
🌲香りのテーマは深い森林の空気
前回の「SOWAKA」はコウヤマキをメインとした針葉樹の香りと白檀のお香がほんのり香る高野山らしい香りをイメージしてつくられましたが、今回ははるか昔から続く重厚な深い森林の香りがテーマになります。
高野山の森林はエリアにもよりますが主に針葉樹が多く、清らかで澄んだ雰囲気がします。これはフィトンチッドという植物が出す揮発成分(抗菌作用や忌避成分)が人々にとってはリラックス感をもたらすため、森林に入ると心地よい空気に感じられるのでしょう。高野山の湿気の多いひんやりとした空気と、樹々が発する清浄な空気、そして歴史が作る荘厳な雰囲気。この幾重にも重なる重厚な森林の空気感を、どのように香りで表現できるのでしょうか。
今回調香をお願いしたのは、前作「SOWAKA」の調香も担当いただいた「健康のこと研究所 midi」の木田順子先生(画像左)。日本各地の和精油を中心に幅広い分野で活躍されている香りのプロフェッショナルです。そして高野山の樹々の精油を採取して頂いている(有)キセイテックの東さん(写真右)。日本でも数少ない和精油メーカーとして広く深く専門知識と技術を持ってらっしゃる方です。
「はるか昔から大切に保護育成されてきた高野山の森林。その長い歴史が現在の森林として存在している。その空気感、存在感はやはり高野山でなければなしえないもの。今ここにある空気も長い歴史の上に漂っているものなのです。」
人々が織りなすお大師様への想いや祈り。
高野山という空間はその宗教観とともに深い森林の存在を切り離して考えることが出来ません。深い森林があるからこそ、お大師様の腕に包まれるような懐の深さや自然と共に生きる共生の精神を祈りと重ねて感じることが出来るのでしょう。