3.小辺路ルート

「大師信仰」の地、高野山と、「蟻の熊野詣」と言われた熊野とを結ぶ歴史の道。世界遺産に登録された全長40㌔を超えるロングトレイル。尾根筋からの眺望、山里の郷愁を誘う日本的な景観が色濃く残り、忘れ去られてしまった文化や伝統が今なお息づく。

金剛峯寺から金剛三昧院を経て南側の山の尾根筋を歩くため、見晴らしがよく気持ちの良い山歩きが楽しめる。轆轤峠から円通律寺に降りる道は木陰も多く、雰囲気の異なる風景が続く。高低差110mでアップダウンはあるものの、尾根筋は比較的歩きやすい道が続く。秋の紅葉とススキ原が広がる景観がおススメ。