林 業 と は ・ ・ ?
「林業」とは具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。木を植え、育て、伐り、売る。 言葉にしてしまえばとてもシンプルですが、1本の木を育て、売るまでには50年から60年という長い年月がかかります。 もちろんその間も放置しているわけではなく、夏には苗木の周りの草刈や、よい木材に育つよう枝を落としたりと、 手間と時間をかけながら大切に育てています。
最近の林業は安全装備も整い、機械化も進んだおかげで少しは安全で「かっこいい」仕事になりつつあるかもしれませんが、 作業をする現場までは険しい山道を登り、夏は暑く冬は寒くの厳しい自然環境の中、身体と頭を使った仕事であること は今も昔も変わりません。でも雑音のない完全な自然の中で精一杯身体を動かし、自然に感謝しながら仕事をすることは、現在の社会において中々経験できないワークスタイルかもしれません。
日に焼け、虫に刺され、暑さ寒さの環境下でも日々身体を動かし仕事をする。基礎体力も上がり達成感も得られ、 何より自然の中で思い存分身体を動かせる。林業とはそんなお仕事です。
1.植栽
30㎝ほどのスギ・ヒノキの苗木を斜面に植えていきます。
2.下刈
苗木がある程度大きくなるまでは、周りに生えてくる雑草や雑木を刈り取り、苗木に日が当たるようにします。
3.間伐
木が成長して混みあってくると、地面に日が当たらなかったり、お互いの成長を妨げるため、木を伐って成長に必要な空間を作ります。
4.枝打ち
木がある程度成長するタイミングで枝を落とし、節ができるのを防ぎます。
6.造材
伐った木の枝を払ったり、決まった長さに切り揃えたりして木を山から出します。